優待クロスを試してました
今年の3月から優待クロスというものを試してみた。
よく優待タダ取りと言われたり、優待株ホルダーからは憎まれたりする手法だ。
優待タダ取りと言われるが、実際は証券会社が手数料(売買手数料,信用取引貸株料等)をとっていくため、タダ取りではない。
さらには証券会社各社がやり方をわざわざWEBページで説明してくれているほどだ。
優待クロスはお金持ちの嗜み
いろいろと調べていくうちに分かったことがある。
優待クロスはお金持ちのための手法であることだ。
お金持ちの定義はあえてしないが少なくとも貯金が20万とか30万とかの人がやるべき手法ではない。
貯金とは別に眠らせている預金が少なくとも30万ある人がやるべき手法だ。
(20万円は結構少なくて100万とか1000万とか欲しいときが多い)
理由は以下の2つになる
- そもそも優待クロスをするためには資金が必要
- 節税効果がある
1.そもそも優待クロスをするためには資金が必要
優待クロスをするためには信用取引をする必要がある。
この信用取引には保証金が必要だが、多くの証券会社では最低30万円分の保証金が必要になる。
この時点でまず30万円必要になるのだ。
さらに株を買う必要がある。
例えば株価1000円の株があるとする。
日本株の売買単位は100株単位であり、多くの優待は最低100株必要なためこの時点で10万円必要になる。
この例の株価1000円は安い方で、優待クロスで有名な優待株は20万~140万円必要なことが多い。
優待クロスは複数銘柄できるため、特に3月9月になるといくらあっても足りない状態になる。
2. 節税効果がある
優待クロスは節税効果がある。
優待クロスでは貸株料が費用として掛かってくる。
特定口座内の場合は配当金や株式の譲渡所得と、貸株料が損益通算できるのだ。
つまり貸株料でかかった費用分は実質課税なしで配当金や株の利益を受け取ることができる。
貧乏人はやる価値が薄い
そもそもこの手法はお金がない人ができない手法になる。
(世の中にはカードローンとかで無理やり増やしてやっている方もいらっしゃるがおすすめできません…)
そもそもお金がない人は、日々の生活費をプラスにして貯蓄を増やしていく、S&P500やオルカンといった投資信託で資産形成をするのが優先だと思う。
あくまで優待クロスは余っているお金や投資したくないけど月末までは使わないような資金を使ってやるお金持ちのための手法だと感じた。
自分はどうするか?
現時点(2024年7月)はいろいろな投資手法を試したりする、また積極投資はしないようにしているため、優待クロスを使っているし、今後も利用できる間は利用したいと思う手法だと感じてる。
(個人的に、最大損失が確定しているのに利益率が高い点が魅力的に感じている)
今後も余剰資金の活用として利用していく予定。
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